【独自】セゾン資産形成の達人ファンドの定期積立シミュレーション

【独自】セゾン資産形成の達人ファンドの定期積立シミュレーション

こんにちは、カピのすけです。

先日、「【残念】「投資信託・リスク」で検索しても無駄な理由」という記事を紹介しました。記事をご覧になってない方は、こちらを先にお読み下さい。

本記事は、投資信託の定期積立のシミュレーションの第4弾です。前回は、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を取り上げました。

今回は、「セゾン資産形成の達人ファンド」を取り上げます。このファンドはカピのすけのポートフォリオの1つです。

それでは、どうぞ!

【独自】セゾン資産形成の達人ファンドの定期積立シミュレーション

「セゾン資産形成の達人ファンド」の紹介

設立日

2007年3月15日

基準価額の推移

セゾン資産形成の達人ファンドの基準価額の推移(20/11/01)
図1 セゾン資産形成の達人ファンドの基準価額の推移

ファンド情報

  • 「セゾン資産形成の達人ファンド」は、セゾン投信株式会社が委託会社の投資信託です。
  • 信託報酬は税込/年で1.35±0.02%、信託財産留保額は0.1%、解約手数料はゼロの手数料の投資信託です。
  • 長期的な視点で個別銘柄の調査を行うファンドへの投資を行う「ファンド・オブ・ファンズ」の「インデックス型」の商品です。
  • つみたてNISA(ニーサ)対象。

積立シミュレーションの条件

基準日

2020年11月1日

積立条件

  • 毎月1日に積立を実施(月1回)。
  • 積立期間中の積立金額は一定(増減無し)。
  • 休場日などにより積立日の基準価額が示されていない場合、翌営業日の基準価額を採用。
  • 1年間、3年間、5年間、10年間、設立来の5つの期間で積立シミュレーション。基準日との関係は下図を参照。
1年間、3年間、5年間、10年間、設立来の5つの期間で積立シミュレーション。
図2 5パターンの積立期間でシミュレーション

手数料・税金の扱い

分配金、手数料や税金は考慮されていません。
示されている「利回り」は、手取りの利回りではありません。

本シミュレーションで得られる指標

  • 「利回り」の時系列推移
  • 積立期間中、評価額がプラスとなる日の日数、マイナスとなる日の日数、それらの割合
  • 積立期間中の最大の利回り(%)、最小の利回り(%)

シミュレーションの結果

結果の概要

結果のポイント

積立期間1年:期間中、27.4%は元本割れ

積立期間3年:期間中、32.8%は元本割れ

積立期間10年:期間中、6.8%は元本割れ

カピのすけ指標

指標の詳細については文末をご覧下さい。

評価額がプラスとマイナスの日数(日)、日数割合(%)、最大・最小・基準日の利回り(%)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
表1 カピのすけ指標

表1を、棒グラフにしたのが図3、図4です。

評価額がプラス(+)とマイナス(-)の日数割合

評価額がプラスとマイナスの日数割合(%)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図3 評価額が(+)と(-)の日数割合(%)

最大利回り(青)、最小利回り(赤)、基準日(黄色)の利回り

最大利回り、最小利回り(赤)、基準日の利回り(%)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図4 最大利回り(青)、最小利回り(赤)、基準日(黄色)の利回り(%)

利回りの時系列推移(全パターン)

利回りの時系列推移(5パターン)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図5 利回りの時系列推移(全パターン)

結果の詳細(積立期間別)

1年間

利回りの時系列推移(1年間)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図6 利回りの時系列推移(1年間)

最大利回り:11.3(%)
最小利回り:-23.7(%)

3年間

利回りの時系列推移(3年間)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図7 利回りの時系列推移(3年間)

最大利回り:16.1(%)
最小利回り:-18.5(%)

5年間

利回りの時系列推移(5年間)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図8 利回りの時系列推移(5年間)

最大利回り:31.2(%)
最小利回り:-17.3(%)

10年間

利回りの時系列推移(10年間)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図9 利回りの時系列推移(10年間)

最大利回り:98.9(%)
最小利回り:-16.6(%)

設立来

利回りの時系列推移(設立来)、セゾン資産形成の達人ファンド(20/11/01)
図10 利回りの時系列推移(設立来)

最大利回り:139.3(%)
最小利回り:-45.8(%)

結論

いかがでしたでしょうか?

本ブログでは、具体的な投資信託の商品を題材に定期積立シミュレーションの結果と「カピのすけ指標」をシリーズで公開していきます。

ぜひ、講読を!

参考)カピのすけ指標

「カピのすけ指標」の定義です。本指標を導いた背景は「【残念】「投資信託・リスク」で検索しても無駄な理由」をご覧下さい。

カピのすけ指標の定義
参考) カピのすけ指標

【列】

  • 基準日までの運用期間(1年、3年、5年、10年前、設立来)

【行】

  • 評価額(+) 評価額>=積立額(累積購入額)
  • 評価額(-) 評価額< 積立額(累積購入額)※元本割れ
  • 日数(日) 評価額(+)、(-)のそれぞれの日数
  • 日数(%) 評価額(+)、(-)のそれぞれの日数の割合
  • 利回り(最大) 運用期間中の最大利回り
  • 利回り(最小) 運用期間中の最小利回り
  • 利回り(基準日) 基準日での利回り