【独自】SMT グローバル株式インデックス・オープンの定期積立シミュレーション
- 2020.11.28
- 投資信託
- SMT グローバル株式インデックス・オープン
こんにちは、カピのすけです。
先日、「【残念】「投資信託・リスク」で検索しても無駄な理由」という記事を紹介しました。記事をご覧になってない方は、こちらを先にお読み下さい。
本記事は、投資信託の定期積立のシミュレーションの第2弾です。前回は、「eMAXIS 先進国株式インデックス」を取り上げました。
今回は、「SMT グローバル株式インデックス・オープン」を取り上げます。このファンドはカピのすけのポートフォリオの1つです。
それでは、どうぞ!
【独自】SMT グローバル株式インデックス・オープンの定期積立シミュレーション
「SMT グローバル株式インデックス・オープン」の紹介
設立日
2008年1月9日
基準価額の推移
ファンド情報
- 「SMT グローバル株式インデックス・オープン」は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが委託会社の投資信託です。
- 信託報酬は税込/年で0.55%、信託財産留保額は0.05%、解約手数料はゼロの手数料の安い投資信託です。
- MSCIコクサイ・インデックスと連動した「インデックス型」の商品です。
- つみたてNISA(ニーサ)対象。
積立シミュレーションの条件
基準日
2020年11月1日
積立条件
- 毎月1日に積立を実施(月1回)。
- 積立期間中の積立金額は一定(増減無し)。
- 休場日などにより積立日の基準価額が示されていない場合、翌営業日の基準価額を採用。
- 1年間、3年間、5年間、10年間、設立来の5つの期間で積立シミュレーション。基準日との関係は下図を参照。
手数料・税金の扱い
分配金、手数料や税金は考慮されていません。
示されている「利回り」は、手取りの利回りではありません。
本シミュレーションで得られる指標
- 「利回り」の時系列推移
- 積立期間中、評価額がプラスとなる日の日数、マイナスとなる日の日数、それらの割合
- 積立期間中の最大の利回り(%)、最小の利回り(%)
シミュレーションの結果
結果の概要
結果のポイント
カピのすけ指標
指標の詳細については文末をご覧下さい。
表1を、棒グラフにしたのが図3、図4です。
評価額がプラス(+)とマイナス(-)の日数割合
最大利回り(青)、最小利回り(赤)、基準日(黄色)の利回り
利回りの時系列推移(全パターン)
結果の詳細(積立期間別)
1年間
最大利回り:12.9(%)
最小利回り:-28.1(%)
3年間
最大利回り:19.6(%)
最小利回り:-22.6(%)
5年間
最大利回り:33.3(%)
最小利回り:-17.5(%)
10年間
最大利回り:89.7(%)
最小利回り:-20.1(%)
設立来
最大利回り:120.6(%)
最小利回り:-48.6(%)
結論
前回、取り上げた「eMAXIS 先進国株式インデックス」と結果がほとんど変わりません。どちらも、「MSCIコクサイ・インデックス」と連動したインデックス型の投資信託なので当然の結果なのでしょう。
本シミュレーション結果から、以下のような気づきが得られます。
- 積立期間が短いと、元本割れする頻度が高い。
- また、利回りも大きく下ぶれる。
- 時系列推移のデータから、長期運用に伴い利回りが上昇するので、後半はほとんど元本割れしない。
定期積立の開始直後、要は「辛抱」が必要なのです。初心者にとっては強いストレスでしょう。しかし、根本的な解決策はありません。積立を長く続ける事が肝要なのです。目の前の数字に振り回されず、「自動定期積立」で「ほったらかし」ぐらいがストレスにならないと思います。
いかがでしたでしょうか?
本ブログでは、具体的な投資信託の商品を題材に定期積立シミュレーションの結果と「カピのすけ指標」をシリーズで公開していきます。
ぜひ、講読を!
参考)カピのすけ指標
「カピのすけ指標」の定義です。本指標を導いた背景は「【残念】「投資信託・リスク」で検索しても無駄な理由」をご覧下さい。
【列】
- 基準日までの運用期間(1年、3年、5年、10年前、設立来)
【行】
- 評価額(+) 評価額>=積立額(累積購入額)
- 評価額(-) 評価額< 積立額(累積購入額)※元本割れ
- 日数(日) 評価額(+)、(-)のそれぞれの日数
- 日数(%) 評価額(+)、(-)のそれぞれの日数の割合
- 利回り(最大) 運用期間中の最大利回り
- 利回り(最小) 運用期間中の最小利回り
- 利回り(基準日) 基準日での利回り
-
前の記事
【独自】eMAXIS 先進国株式インデックスの定期積立シミュレーション 2020.11.28
-
次の記事
【独自】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立シミュレーション 2020.12.05